相続税の申告書と相談

相続税の計算について、専門家に相談されやすい理由の1つが、申告書です。
これは税額を正しく計算すれば終わりではなく、それを申告書にまとめて提出しないといけません。
その申告書の枚数自体がかなり多いですし、それぞれの書類の作成も決して簡単ではありません。
これがあるため、相続税の計算はその後の申告書作成と合わせて、税理士まで相談されることが多いのです。

これも踏まえて自分で相続税を計算したいときは、計算のステップを1つずつ、丁寧にやることが大事です。
その数字がどういう計算で出てきたものか、その計算の過程があとでわかるのが望ましいですね。
なぜかというと、相続税の申告書は、最終的な計算結果だけを書けばいいのではないからです。
その計算の過程も詳細に記載する必要があります。

一番最初の数字から、計算途中の数字、最終的な計算結果をすべて書類にまとめるためには、当時やった計算をもう一度なぞるように確認できた方がいいのです。
そうでないと、なぜその計算結果になったのか、自分でもよくわからなくなったり、記載すべき途中の数値を間違ったりする恐れがあります。
もし計算間違いなどあると、税務署からあとで電話が来ることがほとんどです。
そのときには、今回の相続で起きたその計算の流れや、申告書に記載した内容について、詳しく説明できないといけません。
それに備えるためにも、計算の過程はきちんと残しておき、あとで確認できる状態にしておきましょう。

そのためには、どうしたらいいでしょうか?
たとえばPCの表計算ソフトを使う場合、それぞれの数字の意味を備考欄にメモしておき、あとでそれが何の数字なのか、どの段階の計算結果なのかをわかるようにしておくと、非常に便利です。

そのほか、1つのタブの中だけですべてを計算せず、計算の段階に応じてタブを切り替えるのもおすすめです。
それが何の計算なのか、タブの名前を変更しておくと、あとで書類を作成するときも流れがわかりやすいですよ。
このように相続税の計算は申告書を作ることを前提に、その過程を残しておいてください。
また、書類の作成が難しいと思ったら、税理士まで相談するのもおすすめです。